#ノンデザ25周年 特別版PDF書籍の著者によるスペシャルセミナー フォローアップ
2023年7月5日(水)開催 DTP Transit主催のオンラインセミナー「『ノンデザイナーズ・デザインブック』25周年記念 特別版PDF「Missing Pages 2023」の著者であるデザイナーによるスペシャルセミナー」より、たじまちはるが担当した「明度を用いて配色を直感的に行うコツ」についてフォローアップします。
質問への回答、アンケートのコメントへのお返事を主にまとめています。
目次
質問への回答Q.たじまちはるさんがIllustratorで例を示しながら説明していたのはとてもわかりやすかったです。ところで二つのaiファイルで「あ」を連動させて動かしていましたが、そんなことはデフォールトでできるんですか?アンケートの回答-質問、ご要望など操作が早い!早すぎてついていけなかった。すぐ使えるもの、持ち帰れるものがなかったので残念今のユーザビリティ的に、緑地に赤文字を使うのはベストではないと思います。ただ、それを使いたい場合、どう明度で色覚障害の人も見やすくなるのかの解説がなかった。Adobe Colorの活用方法をもっと教えて欲しい!私の推し!アプリ解説マスターの皆さまを紹介しますもっと配色などのセミナーをしてほしい!配色縛りの2時間のセミナーを過去にしています他にもセミナーに出演しています。アンケートの回答-コメントへのお礼デモがあって実際に見れたのが分かりやすかった!楽しかった!説明が素晴らしい!10分で実演する実力と発想にびっくり!HSBで調整していた!HSBでの調整の重要性を感じた「ヨイショ」がかわいい。みんなが選んだ「フレーズ」ランキング印象に残ったフレーズランキング今回のセミナーで心がけていたこと目的の整理 &視聴者に合わせた内容の整理セミナーの先で、また力になれるように取り組む最後に
質問への回答
当日いただいた質問に改めて回答いたします。
Q.たじまちはるさんがIllustratorで例を示しながら説明していたのはとてもわかりやすかったです。ところで二つのaiファイルで「あ」を連動させて動かしていましたが、そんなことはデフォールトでできるんですか?
できます!下記の通りです!
アンケートの回答-質問、ご要望など
操作が早い!早すぎてついていけなかった。
冒頭に「今回は『アプリの操作は解説しない』」と書きました。(ノンデザイナーズも楽しめる内容にするためです。)が、アーカイブでゆっくり見る方に向けて「ちょっと面白くて便利な機能」を盛り込んだつもりです。
アーカイブで見返してゆっくり学んでみてくださいね。
すぐ使えるもの、持ち帰れるものがなかったので残念
こちら、特別版PDF書籍のイベントだったので(そしてお持ちでない方の割合が多かったので)そちらで確認いただきたく、明度で見る方法などは伏せてお話ししました。続きは特別版PDF書籍にて、お楽しみください。
色を「明度でチェックする」こと自体、すぐ使える方法で嬉しい!とおっしゃる方も多かったです。
今のユーザビリティ的に、緑地に赤文字を使うのはベストではないと思います。ただ、それを使いたい場合、どう明度で色覚障害の人も見やすくなるのかの解説がなかった。
限られた時間の中で「広くデザイナー以外の方に楽しんでいただく」ために明度で確認し、調整する利便性に重点をおきました。よって、ユーザビリティやアクセシビリティという単語や、そこに触れる解説をしていません。(配慮していることは一緒ですが)
書籍では色覚特性(色覚障害)の方も見やすくなるという内容も含めた解説があるのでぜひご確認ください。イベント中の10分でそこまで触れるのは時間と試聴してくださる方の傾向的に難しさがありました。
Adobe Colorの活用方法をもっと教えて欲しい!
アプリケーション操作のセミナーあんまりしてないんです。アプリ操作の解説は私より上手い方がたくさんおられるからです。でもそう言ってもらえて嬉しいです。
ご希望がとても多ければ、その時はお応えします。
私の推し!アプリ解説マスターの皆さまを紹介します
人として素敵な方々なので、操作以外でも学ぶことがとても多いです。
もっと配色などのセミナーをしてほしい!
配色縛りの2時間のセミナーを過去にしています
過去に配色に絞ったセミナーをDTP Transit主催でおこなっています。よかったらアーカイブ購入などご検討くださいね。
他にもセミナーに出演しています。
下記URLにも記載があります。

次のセミナーでも皆さんとお会いできると嬉しいです。
アンケートの回答-コメントへのお礼
デモがあって実際に見れたのが分かりやすかった!
ありがとうございます!今回は下記の理由からクレームを懸念していました。
- デモが早い
- 明度でチェックする具体的なやり方は「特別記念PDF本書で…」と伏せた
ドキドキでしたが、皆さんのお言葉でホッとしました。これからの工夫にも繋げられるので本当に、良いリアクションによる「良いの言語化」ができることがありがたいです!
楽しかった!説明が素晴らしい!
学びを楽しく…が私の目指すところでもあるので嬉しいです!
楽しく、分かりやすくを今後も心がけます。
10分で実演する実力と発想にびっくり!
持ち前の実力というより、ここに向けて努力したのですが、驚きや楽しさにつながったのであれば、練習の甲斐がありました。ありがとうございます。
HSBで調整していた!HSBでの調整の重要性を感じた
よくお気づきで!Hue(色味)、Saturation(鮮やかさ)、Brightness(明るさ)で管理できるので、他の数値より直感的です。難しくはないですよ!
でも、媒体に合わせた調整を最後にしてくださいね。
RGBのカラースペースの色味が、CMYKのカラースペースでは出ない可能性があったり、媒体に合わせた色の設計もとても重要なんですよ。(初学者の方向けの話ではないのかもしれませんが)
「ヨイショ」がかわいい。
口癖で、生徒にもたまにいじられます。笑
ヨイショが嫌だった人もいるみたいです。でも気に入ってくださる方の方が多かったので、今後もヨイショします。
みんなが選んだ「フレーズ」ランキング
ベーコンさんの真似をしてみました!ベーコンさんの行動力とスピードがすごい!
是非フォローなさってください。その速さをみることで自分自身を急かすことができます。
印象に残ったフレーズランキング
アンケートをもとに書きました!
- 明度差(似た言葉もまとめて…)
- 色は明度で判断すると良い
- HSB(私、そんなにHSBの話しましたっけ…!皆さんすごいよく見てらっしゃいますね!)
フレーズを書いておくと、記憶の定着にもよく、学びにも活かせるそうです。
こうして皆さんが書いてくださって嬉しかったです!ありがとうございました!
今回のセミナーで心がけていたこと
私はいつもセミナー前に、6w3hのフレームワークを使って、ターゲットや目的の整理をしています。今回は #ノンデザ25周年 特別版PDFを読んでもらえたらという気持ちから下記のことを心がけました。
目的の整理 &視聴者に合わせた内容の整理
- 特典を見て完結する内容
- 画面の色を明度だけにする方法
- 色覚特性の方にとっての見やすさの基準値
- ノンデザイナーズ・デザインブックとして、ノンデザイナーや初学者向けにすること
- アプリ操作はせず、見せることで伝える
- アプリ操作には楽しい機能を盛り込んで、購入者が後で楽しめるようにする
- 私は有名ではないので、初見の方の「記憶に残った」を目指す

大体できていた気がします!
セミナーの先で、また力になれるように取り組む
「答えは書籍で…」というところが多く、残念に思う方もおられるかも…とドキドキしましたが、皆さんポジティブなご意見や、みたいので書籍を買う!と言ってくださる方もおられてよかったです。
買ってもらって私に何か報酬があるとか、そんなことはないのですが、とてもお得な大ボリュームで、著者の皆さんが凄すぎるので…。お勧めしたい!お役に立つと嬉しい!という気持ちだけでこうしました。
- セミナーと特典は初学者の方向けに
- アーカイブはデザイナーさんが操作も楽しめるように
- 書籍では具体的な手法や、根拠なども盛り込む
という形で、10分の切り口から学びが広がっていけば嬉しいです。
最後に
ご参加ありがとうございました!皆さんとお会いできて嬉しかったです。あたたかいお言葉がほとんでした。よかった点は、今後の再現性や、繰り返して続ける上での参考になりますので、とても有益なんですよ。
改善につながるかも〜!と思ったコメントは真摯に受け止めて今後に活かします!
セミナーは利益より、皆さんと話すことで私自身の学びになることがとても多いんです。なので、皆様のおかげで続けてることができていると言っても過言ではないですね。
執筆者:たじま ちはる
大阪芸術大学を卒業後、制作プロダクション、広告代理店、企業内のデザイナーを経て、2017年に独立。グラフィックデザインとウェブデザイン双方の分野で、「目的を達成するために、誰に何をどんな手段で届けるか」というマーケティング段階から制作にたずさわる。
実務で得た知識を発信することにも意欲を持ち、数百人規模のイベントに登壇するかたわら、大学や社会人向けスクールにて教鞭を執る。近著は『配色デザイン良質見本帳』(SBクリエイティブ)。
Twitter @DesignHumore